そば屋開業への道

定年後に蕎麦屋開業を目指すそば打ちオヤジが、夢への軌跡を綴るブログ。

どあひの粗挽きを打ってみた

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24メッシュの粉

先週(2020年10月17日)富士宮市の「どあひ」さんを訪ね、そば粉を買った。

24メッシュというから30目となる。かなりの粗挽きだ。

きょうはつなぎ粉を使わず、十割で打ってみた。

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握ってもほとんど固まらない、砂のよう

そば粉 500g 加水 54%

どあひのご主人から加水は54%と聞いたので、その量を準備。

2回に分けて加水した。

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加水1回目

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微粉のようにサラサラにはならない

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2回目の加水 粉が集まる

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通常では考えられない水分の多さ

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かなり軟らかい

 

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地のし ふちにひび割れが見られる

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丸出し ガス抜き麺棒でのしてみた

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四つ出し終えたところ すでに薄くなっていて脆い

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本のし 麺体がデリケートなので簡単に済ませた

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3分の1に 6枚畳み

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やや太めにカット

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茹で上がり まずまずの出来だった

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 食してみると、モチモチとした、どあひさんのそばがほぼ再現できた。

もちろんご主人のそばに比べればまだまだだが、食感、香りは粗挽きの良さが出ていた。そばはつながっているけど、短くなってしまった部分も。

 

粗挽きを十割で打てたのは自信になった。

水回し、くくりの際は「多加水じゃね?」と不安になったが

のしているうちにだんだんと落ち着いてくる。

とはいえ粗挽き十割は、とても脆く、デリケート。

優しく、そして素早く打つことが大切だ。

修正すべき課題はあったが、楽しい時間だった。

楽しく打つ。これが何よりだろう。