静岡そば打ち同好会
月に一度は「そば打ちの会」
2012年、50歳の時に「静岡そば打ち同好会」に入会。
それぞれの支部で20人位いて、正確な数字はわからないが全部で200人位の
会員がいるのだと思う。
各支部で定例会を行い、公民館の調理室などでそば打ちを楽しむのが主な活動。
他にも行事がいくつかあって、
そのひとつに「駿府匠宿そば祭り」(毎年11月)がある。
ぼくが所属しているのは静岡市内の大里支部で毎月第二土曜日の夜に定例会がある。
2020年2月8日(土) きのうの夜、いつもの定例会に行ってきた。
定例会は、会を統率する中田二郎先生の指導のもと行われ
そば粉も中田先生が自家製粉したものを用意してくれる。
中田先生の挽く粉は、違った挽き方をしたものを何種類かブレンドしたもので
少し粗びきが入る。これが実においしいのだ。
ぼくはネットでそば粉を取り寄せたり、
産地(長野や北海道など)に行って買ったりしたが
やっぱり中田先生の粉が一番おいしいと思う。
それでもいろんな粉を試したい
ぼくは将来店を開くなら、自家製粉をやってみたいと思っている。
そのためには中田先生の粉だけでなくいろんな粉を試して研究している。
この前、たまたまネットショッピングのページで目にして買ったのが↑
(右にある生麺は、その粉で打った麺)
初回限定で1キロ1100円という安さと送料無料にひかれて購入した。
はっきり言って期待はしなかったけど、結果、割とおいしいそばだった!
そば粉1キロに対してつなぎの中力粉250グラムを加えて、1250グラムの二八にした。
これまで取り寄せた粉はたいがい微粉で、少ない水でつながるのがパターンだった。
それに倣い今回も、まずは1回目の加水は40%(500g)。
水回しをしているとそばのいい香りが立ち込めた。色はやや緑がかっている。
2回目は5%追加。45%加水したけど、「あれ?まだ入りそう」
水をちょいちょい足して、結局48%は入ったと思うけど
こねてみると結構硬い。
周りで見ていた先輩も「硬いんじゃないの」と声をかけてきた。
力を入れたところに裂け目のようなものができ、これはやばい!
なんとか菊練り、へそ出し、と通常の行程を経てのしへ。
丸出しでも、生地が硬いためなかなか延びない。
まずい!こんなに手こずっていては乾燥してしまう。
ペースを上げて、なんとか本のしへ。1.5ミリより少し薄い位になったが
意外と丈夫な生地だ。多少切れ目ができたが何とか12枚にたたんで切りへ。
そして茹で。果たしてどんなそばに仕上がったのか。
同好会ではみんなでそばを試食しあう。
それぞれ技量も違うし個性も違うので、同じ粉でも微妙に味に違いがでるのが面白い。
この日、自分以外は全員中田先生の粉。みんな興味津々でぼくのそばに箸を伸ばした。
反応は悪くない。
初めての粉で手こずったものの、最後は何とか細麺のそばに仕上がった。
のど越し、歯ごたえも良く、香りも残っていた。
歯ぬかりすることもなく、コスパは最高だったかも。
もう一袋買ってあるので、今度は加水に気を付けて
もっとおいしくなるよう仕上げてみたい。
そば打ちは何度やっても完璧はない(個人の感想)
だから面白いのだ。