楽しぃ~! 自家製粉をまたやってみた!
丸抜きを石臼で挽いてみた
静岡そば打ち同好会の中田二郎先生からお借りしている電動石臼製粉機、水田工業の「石うす一番」を使ってみました。前回、初めて使った時は「玄そば」を使いましたが、今回は「丸抜き」を使ってみました。
北海道・幌加内産の蕎麦です。幌加内は去年北海道に行く機会があり、レンタカーを飛ばして行ってきました。日本一の蕎麦の産地をどうしても見たくて、札幌から向かいました。そばの花の咲く季節ではありませんでしたが、広大な蕎麦畑が広がる風景は言葉で表せないほどの感動でした。思い入れが強い幌加内産の蕎麦というだけでワクワクします。下の2枚の写真は2019年秋に訪れた時のものです。
まずは少量でお試し
今まで何をやってもそうだったけど、初めて何かをするときは大抵失敗する・・・。なので今回も大量にやって失敗するのも何なので少量を試してみることに。とりあえず「丸抜き」600gだけ挽いてみることにしました。
つまみを操作し上下の石臼の圧力を調整して、どれだけ細かく挽くのか決めるのだけど、さっぱり分からずとりあえず軽く締めて挽いてみました。上の臼と下の臼の間から最初に出てきたのはただ実が割れたようなものでした。なので少しきつくしてみました。
600gの丸抜きの実が全部粉になりました。でもとても粗い粉です。次はこの粉を細かくするため、もう一度石臼で挽きます。上の写真は、2回目の粉挽きです。
2回目はつまみを一番きつく締めてみました。
出てきた粉は。
粉を握ると、塊が。粗びきでは塊ができないので、細かい粉の完成です。
粉の重量は590g。600gの抜き実(丸抜き)がほぼ全て粉になりました。
これに小麦粉(中力粉)150gを加えて740gの二八にしました。
そば粉590g
割り粉150g
加水 49%+α
1キロに満たない玉なので楽でした。水は50%でも良かったのかも。
地のしから本のし終わりまで12分少し。小さな玉だったので本当はもう少し短い時間でできれば良かったけど、まあまあか。
8枚に畳みました。
麺帯の厚さは1.2か1.5mmくらい。細麺にカットしました。
茹でた時、鍋に少しちぎれも出ましたが、ほぼ長さはキープ出来ました。もちっとした触感、のど越しも良く、おいしい蕎麦になりました。初めてのトライでそれほど失敗しなかったのは収穫でした。丸抜きは2キロ購入したので残り1.4キロ。次回は全部やってしまおうかな。自家製粉は手間がかかりますが面白いものです。(^^♪