そば屋開業への道

定年後に蕎麦屋開業を目指すそば打ちオヤジが、夢への軌跡を綴るブログ。

なぜ違うんだろう・・・

2020年4月4日(土)自家製粉(丸抜き)3回目に挑戦。

1キロの抜き実(丸抜き)です。

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自家製粉を初めてやったのは玄蕎麦からでした。

次に試したのは、殻を抜いた「抜き実」の石うす挽き。抜き実は1回目400g、2回目600gとやってみて、まあまあの感触だったので今回は1キロ(1016g)を石臼で挽いてみました。水田工業の「石うす一番」です。

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抜き実、初めてやった時は、1回目に挽いた粉をそのまま再度石臼にかけました。

その次にやった時は1回目に挽いた粉を篩(50目)にかけて、残った粉を2回目に挽く。最後に2種類の粉を混ぜてみるという方法でした。なんとなく初回の時の方が食感が良かった気がしたので、今回は篩を使わず2回挽いてみました。

 

 下の写真は抜き実を石臼にかけて出てきた粉です。

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1回目に挽いた粉

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握っても砂のように固まらずかなり粗いです

上の写真の粉を、再度石臼で挽きます。一番きつく締めてみました。 

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なぜか加水率が前と全然違う

前回は加水率50%位で打てたので、今回もその割合で水回し。いつもなら最初の加水でサラサラのパン粉状態になるのにダマが出来てしまった。しかも全然水が足りない様子。こねてもこねてもカッチカチ。ひび割れもして、もはや大失敗かと。これは蕎麦にならないとあきらめかけていたのですが、もう一度硬い生地をちぎってバラバラになった所に水を加えて(たぶん全部で55%強か)再度こねました。

一応玉になりはしましたが表面はザラザラ。これは麺にならないな・・・。

でもダメ元で最後までやり抜こうと、丸のし、本のしとやってみると何とかなりました。おー、諦めないことが肝心!

で、茹でて食べてみると。

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 何か違うかなと思いつつも、何も言わず妻に食べてもらうと鋭い一言。

「なんかいつもと違う。舌触りがザラッとしてる。生地が均一に混ぜられてる感じがしないね」「歯ごたえはあるけど、弾力がない。いつものモチモチ感がないね」

 

何と!びっくりするくらい見抜いている。恐るべし我妻。

何年もボクの打ったそばを食べ続けてきて、すっかり蕎麦の味をわかってしまっている。

正直に白状して、「実は水回しに失敗して、本来やってはいけない方法だったので生地が均一でないのは、その通りです」と。

 

それにしてもなぜ加水率が全然変わってしまったのか。同じ丸抜きなのに。気候のせい?それとも冷蔵庫に入れていた時間が長かった(1週間)から?

そば打ち同様、製粉も一筋縄ではいかないものです。