そば屋開業への道

定年後に蕎麦屋開業を目指すそば打ちオヤジが、夢への軌跡を綴るブログ。

さらしな蕎麦を打ってみた

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さらしなそば

さらしなそばは、真っ白な色をしたそばで、いつも打つそばとは全く違う。これまで一度も打ったことはなかったが、「かどや」(静岡市)や「くにえだ」(掛川市)で食べた変わりそばの美味しさを思い出し、自分でもさらしなそば(変わりそば)を打ちたいと思い、今回初めて挑戦した。

 

「さらしなそば」と「ゆずきりそば」

ダイコー製粉のさらしな粉1kgを使用。

さらしなそば ・・・さらしな粉400g つなぎ粉100g

ゆずきりそば ・・・さらしな粉640g つなぎ粉160g

ともに二八

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熱湯を投入

さらしな粉を打つには熱湯を使う。さらしな粉は高純度のでんぷん粉なので水で練ってもつながらない。そのため、熱湯を使ってさらしな粉のでんぷんを糊化して粘りを出す。その粘りの力でつなぐもの。

理屈はわかるが、うまくいくかどうか。とにかくチャレンジ!

 

お湯の量は、粉の総重量の55%

一気に入れる

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熱湯投入直後は箸を使って素早くかきまぜる

 

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少し温度が下がったら手でかき混ぜる (まだ熱い)

 

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お湯が均一にさらしな粉に回るとしっとりする。ここでつなぎ粉(中力粉)投入

つなぎ粉を入れて、さらにかきまぜる。いつもの水回しの要領。

 

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擦ったゆずの皮を投入 2個分

 

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おろし金についていたゆずも丁寧に取って混ぜる

 

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やはり普通のそば粉とは感覚が違う。
追加で水を入れた。10g位か。

 

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こね鉢にこすりつけるようにして伸す

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かなり軟らかい

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菊練り

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地のし 軟らかいので軽く押さえるだけでびろーんと伸びる

 

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丸出し 伸びやすいので形を崩さないよう慎重に

 

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四つ出しに

 

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本のし 薄く伸す 1~1.2mmか

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たたみ

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ゆずの粒が見える

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ゆずきりそば 完成!

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つながりも良かった

 

初めてのことに挑戦すると大抵は失敗するが、今回はまずまずの出来上がりだった。(^^♪

さらしなそばは食感も良く、おいしいそばだと思った。

ゆず切りは香りもするし、そば湯もゆずの香りが爽やかだ。

何か幸せな気分になった。(^◇^)

 

次はしそや抹茶入りをやってみようと思う。